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■調査事例集
誰が誰を盗聴してるのかわからない、ナゾの盗聴器 〜盗聴器発見〜
【調査内容】
依頼者が依頼に訪れたのは、秋も深まった頃。最近、企画コンペの時に、アイデアやデザインがライバル会社とバッティングすることが多くなり、社内の情報が競合他社に漏れているのではないかと考えた。
しかし、社員は全員、長いつき合いで信頼できることから、盗聴の可能性が高いので調べて欲しいという。
《調査報告》
依頼者の設計事務所に行き、調査してみると、確かに盗聴器からのものらしき電波が入ってくる。
しかし、試しに全ての部屋でしゃべってみても、会話の内容が聞こえていない。
そこで、依頼者の設計事務所が入っているマンションの、共同廊下にある電話端子盤をチェックしてみると、裏側に3センチ×2センチほどの小さな箱を発見した。
クリップ型の電話盗聴器である。
回線をたどってみると、どうやら、同じマンションに住む女子大生・Kさんの部屋が盗聴されているらしい。
つまり、依頼者の予想通り、盗聴器はあるにはあったが、盗聴されていたのは、依頼者ではなく、アイディアのバッティングなどはS氏の気のせいだったということである。
依頼者に相談したところ、「Kさんは顔見知りで、挨拶もしますし、とってもキチンとした娘さん なんです。このままでは可哀想なので、僕から彼女に話してみます」と言う。
Kさん帰宅したところを依頼者と訪ね、状況を説明すると、Kさんは驚き、「そのまま調査をお願いしたい」ということになった。
スレンダーでおとなしそうな美形のKさんに、心当たりを尋ねてみると、「そういえば、一度だけ、階段で管理人さんにスカートの中を覗かれたような気がします」との答え。
マンションの管理人は50代後半で、人の良さそうな感じではあるが、カマをかけてみようとい うことで、Kさんに「盗聴されているみたいだけど、どうしたらいいんでしょう?」 と相談に行ってもらうことにした。
Kさんの話を聞いて、「調査会社に頼んでみては?」と答えた管理人の動向を監視していたら、そ の日の深夜、盗聴器を取り外す現場を撮影することが出来た。しかし、ここで押さえても、 「住人からの依頼で捜索していて、見つけた」と言い逃れることができる。
そこで、2日後、もう一度Kさんに管理人の所に行ってもらい、「業者が調べたら、何も出てきませんでした。私の勘違いだったみたいです」と言ってもらうことにした。
そのまま様子をうかがっていると、案の定、管理人は夜中になって、一度外した盗聴器をノ コノコと同じ場所に仕掛けにきた。
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